学会誌 『日本の神学』

序

「新型コロナウィルス感染症パンデミックを経験した時代の神学とは何か」　…西原廉太

講演にかえて

「日本の聖書翻訳」　…津村俊夫

論文（3本）

「発展する隣人愛―クレルヴォーのベルナルドゥスの神秘神学における「愛の秩序」の一側面」

…下園知弥

「イエスとサマリアの女（ヨハネ4:1-42）―「キリスト論と弟子理解」の二重構造とその物語機能―」

…ヘラ、マリアヌス　パレ

「ルターにおけるfides Christiの意味―「キリストの真実」と「キリストへの信仰」―」 …竹原創一

書評（15本）

旧約学（3本）

・小友聡著『コヘレト書』　…田島卓

・月本昭男著『詩篇の思想と信仰』全六巻　…石川立

・長谷川修一『旧約聖書―〈戦い〉の書物』　…髙井啓介

新約学（1本）

・山口希生著『「神の王国」を求めて―近代以降の研究史』　…伊東寿泰

歴史神学（5本）

・吉野政治著『明治元訳聖書成立攷』　…吉田新

・森島豊著『抵抗権と人権の思想史―欧米型と天皇型の攻防』　…村松晋

・三輪地塩著『殉教の記憶・記録・伝承―津和野キリシタン史記述再考』　…狭間芳樹

・今高義也著『内村鑑三の世界像―伝統・信仰・詩歌』　…岩野祐介

・松谷基和著『民族を超える教会―植民地朝鮮におけるキリスト教とナショナリズム』　…李元重

組織神学（1本）

・芦名定道著『現代神学の冒険―新しい海図を求めて』　…宮平望

実践神学（1本）

・朴憲郁著『現代キリスト教教育学研究―神学と教育の間で』　…駒木亮

宗教哲学（1本）

・森本あんり著『不寛容論―アメリカが生んだ「共存」の哲学―』　…藤本龍児

文学・芸術（3本）

・金承哲著『遠藤周作と探偵小説』　…釘宮明美

・高橋沙奈美著『ソヴィエト・ロシアの聖なる景観―社会主義体制下の宗教文化財、ツーリズム、ナショナリズム』　…益田朋幸

・五野井隆史監修『潜伏キリシタン図譜』　…浅野ひとみ

シンポジウムにかえて　主題：「邦訳聖書と教会」（3本）

・発題1：「礼拝に相応しい聖書翻訳とは―スコポス理論の精密化に向けて」　…淺野淳博

・発題2：「旧約聖書の翻訳と今日の教会―新共同訳から聖書協会共同訳へ」　…小友聡

・発題3：「邦訳聖書と教会の礼拝」　…加藤博道

英文報告　…茂牧人

報告　…事務局

編集後記　…西原廉太